专利摘要:
本発明は、式(I)で表され、式中、R4は水素であり、C−3とC−4との間の結合は単結合であるか、または点線は、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表し;あるいは、R4はメチレンであり、C−3およびC−4と共にシクロプロパン環を形成し;R3は水素、C1、C2、C3、C4、C5、C6アルキルまたはC2、C3、C4、C5、C6アルケニルであり;またI)R1およびR2は、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成し;あるいはII)R1はヒドロキシルであり、R2はC1、C2、C3アルキルおよびC2、C3、C4アルケニルから選択される化合物の、フレーバーまたはフレグランスとしての使用に関する。
公开号:JP2011514325A
申请号:JP2010546194
申请日:2009-02-10
公开日:2011-05-06
发明作者:クラフト,フィリップ;デーラー,サムエル;バグロヴィッツ,ジェルジー,アー.;マーチ,セバスチャン;ミューラー,ウルス
申请人:ジボダン エス エー;
IPC主号:C07C31-135
专利说明:

[0001] 本発明は、新規な群のカンホリティック(campholitic)アルデヒド誘導体および匂い物質(odorants)としてのそれらの使用に関する。本発明はさらに、それらの製造方法ならびにそれらを含むフレーバーおよびフレグランス組成物に関する。]
背景技術

[0002] フレグランス産業において、匂いノートについて増強、修正または改善する新規な化合物に対する不断の需要がある。]
[0003] 驚くべきことに、α−カンホリティック(campholytic)アルデヒドから誘導された新規な群の化合物は、フレグランス成分としてこれらを有用にする、有用な匂いの特徴を有することが見出された。以下で定義する式(I)で表される誘導体は、フローラル(バラ様)、グリーン、フルーティーからより田舎風(agrestic)、スパイシーおよびパチョリ、ウッディーに至る範囲内の匂いを有する。]
[0004] したがって、本発明は、その局面の1つにおいて、式(I)



式中、
R4は水素であり、C−3とC−4との間の結合は単結合であるか、または点線は、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表し;あるいは、
R4はメチレンであり、C−3およびC−4と共にシクロプロパン環を形成し;
R3は水素、C1、C2、C3、C4、C5、C6アルキル(例えばメチル、エチル、イソブチル)またはC2、C3、C4、C5、C6アルケニル(例えばビニル、プロペニル、3−ブテニル)であり;また
I)R1およびR2は、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成し;あるいは、
II)R1はヒドロキシルであり、R2はC1、C2、C3アルキル(例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル)およびC2、C3、C4アルケニル(例えばビニル、イソプロペニル、4−ペンテニル)から選択される、
で表される化合物のフレーバーまたはフレグランスとしての使用に関する。]
[0005] 式(I)で表される化合物は、いくつかのキラル中心を含み得、したがって立体異性体の混合物として存在し得るか、またはそれらを、異性体的に純粋な形態として分割してもよい。立体異性体を分割することにより、これらの化合物の製造および精製の複雑さが増大し、したがって単に経済理由のために、当該化合物をそれらの立体異性体の混合物として用いるのが好ましい。しかし、個々の立体異性体を調製するのが所望される場合には、これを、当該分野において知られている方法、例えば分取HPLCおよびGC、結晶化によって、またはキラルな出発物質から出発し、例えば鏡像異性的に純粋であるかもしくは豊富化された原料、例えばテルペノイドから出発し、かつ/または立体選択的合成を適用することによって達成することができる。]
[0006] 非限定的な例は、式(I)で表され、式中R4が水素であり、点線がC−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表す化合物である。]
[0007] 特に好ましいのは、
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オン;
2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−2−オール;
2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オール;
3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オール;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−1−オール;]
[0008] 1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−1−オール;
2,2−ジメチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オール;
(E)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール;
(Z)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オール;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノール;
2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパ−2−エン−1−オール;]
[0009] 1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパ−2−エン−1−オール;
2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オン;
3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オン;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−1−オン;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−6−エン−1−オン;
2,2−ジメチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オン;
(E)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;]
[0010] (Z)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オン;
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノン;
3−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−3−オール;
2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタン−2−オール;
6−メチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−1−エン−4−オール;
2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−2−オール;]
[0011] 4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)オクタ−7−エン−4−オール;
2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)オクタ−7−エン−2−オール;
3,3−ジメチル−2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−2−オール;
3,3−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−1,6−ジエン−4−オール;
2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−2−オール;
2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒド;
3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オール;]
[0012] 3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オン;
6−メチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ヘプタ−1−エン−4−オール;
2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパ−2−エン−1−オール;
(+)−(1RS,1’S,3’RS)−1−(2’,2’,3’−トリメチルシクロペンチル);
1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール;および
1−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)エタノール
から選択される、式(I)で表される化合物またはその混合物のフレーバーまたはフレグランスとしての使用である。]
[0013] 本発明の化合物を、単独で、または現在入手できる広範囲の天然および合成の分子、例えばエッセンシャルオイルおよびエキス、アルコール、アルデヒドおよびケトン、エーテルおよびアセタール、エステルおよびラクトン、大員環および複素環から選択される既知のフレグランスと組み合わせて用いてもよい。]
[0014] 他の態様において、式(I)で表される化合物を、当該分野において一般的に用いられる、フレグランス利用品においてフレグランスと共に慣用的に用いられている1種または2種以上の成分または賦形剤、例えば担体材料および他の補助剤、例えば溶媒(例えばジプロピレングリコール(DPG)、ミリスチン酸イソプロピル(IPM)、クエン酸トリエチル(TEC)およびアルコール(例えばエタノール))と混合してもよい。]
[0015] 以下のリストは、本発明の化合物と組み合わせてもよい既知のフレグランスの例を含む:
・エッセンシャルオイルおよびエキス、例えばオークモスアブソリュート、バジル油、トロピカルフルーツ油、例えばベルガモット油およびマンダリン油、マスチックアブソリュート、ギンバイカ油、パルマローザ油、パチョリ油、プチグレン油、ヨモギ油、ラベンダー油、バラ油、ジャスミン油、イランイラン油およびビャクダン油。]
[0016] ・アルコール、例えばシス−3−ヘキセノール、ケイ皮アルコール、シトロネロール、Ebanol(登録商標)(3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−4−ペンテン−2−オール)、オイゲノール、ファルネソール、ゲラニオール、メントール、ネロール、ロジノール、Super Muguet(登録商標)(6−エチル−3−メチル−6−オクテン−1−オール)、リナロール、フェニルエチルアルコール、Sandalore(登録商標)(5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテニル)−3−メチルペンタン−2−オール)、テルピネオールまたはTimberol(登録商標)(1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)ヘキサン−3−オール)。]
[0017] ・アルデヒドおよびケトン、例えばシトラール、ヒドロキシシトロネラール、Lilial(登録商標)(3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロパナール)、メチルノニルアセトアルデヒド、アニスアルデヒド、アリルイオノン、ベルベノン、ヌートカトン、ゲラニルアセトン、α−アミルケイ皮アルデヒド、Georgywood(登録商標)(1−(1,2,8,8−テトラメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロナフタレン−2−イル)エタノン)、ヒドロキシシトロネラール、Iso E Super(登録商標)(1−(2,3,8,8−テトラメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロナフタレン−2−イル)エタノン)、Isoraldeine(登録商標)(4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセニル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン)、Hedione(登録商標)((3−オキソ−2−ペンチルシクロペンチル)酢酸メチル)、マルトール、メチルセドリルケトンおよびバニリン。]
[0018] ・エーテルおよびアセタール、例えばAmbrox(登録商標)(3a,6,6,9a−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン)、ゲラニルメチルエーテル、ローズオキシドまたはSpirambrene(2,2,3’,7’,7’−ペンタメチルスピロ(1,3−ジオキサン−5,2’−ノルカラン))。]
[0019] ・エステルおよびラクトン、例えば酢酸ベンジル、酢酸セドリル、γ−デカラクトン、Helvetolide(登録商標)(プロパン酸2−[1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エトキシ]−2−メチルプロパン−1−オール)、γ−ウンデカラクトン、酢酸ベチベニル、プロピオン酸シンナミル、酢酸シトロネリル、酢酸デシル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、アセト酢酸エチル、アセチル酢酸エチル、イソ酪酸シス−3−ヘキセニル、酢酸リナリルおよび酢酸ゲラニル。]
[0020] ・大員環、例えばAmbrettolide、エチレンブラシレートまたはExaltolide(登録商標)(オキサシクロヘキサデカン−2−オン)。
・複素環、例えばイソブチルキノリン。]
[0021] 本発明の化合物を、芳香が付与された広範囲の利用品、例えばすべての分野の上質の、および機能的な香料、例えば香水、家庭用品、ランドリー製品、ボディケア用品および化粧品において用いることができる。]
[0022] 式(I)で表される化合物を、具体的な用途およびフレグランスに対して意図する組成物または用途の性質、例えば共成分(co-ingredient)の性質および量、ならびに香料業者が求める個々の効果に依存して、広範囲に変化する量で用いることができる。一般的に、当該比率は、典型的には利用品の0.001〜20重量%である。1つの態様において、本発明の化合物を、布地柔軟剤において0.001〜0.05重量%の量で用いてもよい。他の態様において、本発明の化合物を、アルコール溶液中で0.1〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%の量で用いてもよい。しかし、経験のある香料業者がまた、より低いかまたはより高い濃度、例えば組成物を基準として約50重量%までで、効果を達成し得、または新規な調和を創出し得るため、これらの値を、例によってのみ示す。]
[0023] 消費者製品ベース中に式(I)で表される化合物、その混合物またはそれを含むフレグランス組成物を混合することによって、本発明の化合物が、消費者製品ベース中に用られてもよく、かつ/またはそれらを、前段階において捕獲材料、例えばポリマー、カプセル、マイクロカプセルおよびナノカプセル、リポソーム、被膜形成剤、吸収剤、例えば炭素もしくはゼオライト、環状オリゴ糖およびそれらの混合物で捕獲してもよく、かつ/またはそれらを、それらが基質と共に前駆体を生成し、それらが外部の刺激、例えば光、酵素などを適用することにより式(I)で表される化合物を放出し、それから消費者製品ベースと混合するように、基質に化学的に結合させてもよい。]
[0024] 本発明はさらに、フレグランス利用品を製造する方法であって、化合物を消費者製品ベースに混合することによって、または次に消費者製品ベースに慣用の手法および方法を用いて混合され得る式(I)で表される化合物もしくはその前駆体を含む組成物を混合することによって、式(I)で表される化合物をフレグランス成分として包含させることを含む、前記方法を提供する。感覚刺激的に許容し得る量の式(I)で表される化合物またはその混合物を加えることにより、消費者製品ベースの感覚刺激特性は、改善され、増強され、または修正される。]
[0025] 「前駆体」は、特に、式(I)で表されるアルデヒド/ケトンの反応生成物、即ちR1およびR2が、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成する式(I)で表される化合物を意味し、ここで、化合物は、第一級アミン、第二級アミン、スルフヒドリル(チオール)、ヒドロキシルおよびカルボキシルの群から選択された少なくとも1つの官能基を含み、ここで式(I)で表される化合物の少なくとも1個の炭素原子と、N、SおよびOの群から選択された官能基を少なくとも1つ含む前記化合物のヘテロ原子の少なくとも1個との間で共有結合が形成される。]
[0026] 本発明はさらに、消費者製品ベースを改善、増強または修正する方法であって、嗅覚的に許容し得る量の式(I)で表される化合物またはその混合物をそれに加えることによる、前記方法を提供する。
本発明はまた、以下のもの:
a)フレグランスとしての式(I)で表される化合物またはその混合物;および
b)消費者製品ベース
を含むフレグランス利用品を提供する。]
[0027] 本明細書中で用いる「消費者製品ベース」は、特定の作用、例えばクリーニング、柔軟化およびケアすることなどを果たすための消費者製品として使用するための、処方物を意味する。そのような製品の例には、上質の香料類、例えば香水およびオードトワレ;布地ケア、家庭用品およびパーソナルケア用品、例えばランドリーケア洗剤、リンスコンディショナー、パーソナルクレンジング製品、食器洗い機用洗剤、表面清浄剤;ランドリー製品、例えば柔軟剤、漂白剤、洗剤;ボディケア用品、例えばシャンプー、シャワージェル;エアーケア用品および化粧品、例えばデオドラントおよびバニシングクリームが含まれる。製品のこのリストは、例示により示したものであり、いかなる方法によっても限定的であると見なすべきではない。]
[0028] 式(I)で表される化合物の大部分は、初めて上記で記載されており、したがって独自に新規である。本発明者らの知識の及ぶ限りでは、式(I)で表される化合物の中で、少数のみが知られている。2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エンカルバルデヒドは、ジュニパーベリーオイル中に痕跡程度に見出された(Lamparsky et al., Parfuemerie und Kosmetik (1985), 66(9), 553-6, 558-60)。2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒドは、M.B. RubinおよびA.L. GutmanによりJournal of Organic Chemistry (1986), 51(13), 2511-5中で中間体として述べられている。1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノールは、WO 2008/046239において中間体として述べられている。しかし、匂い特性は開示されていない。]
[0029] したがって、本発明は、他の局面において式(I)



式中、
R4は水素であり、C−3とC−4との間の結合は単結合であるか、または点線は、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表し;あるいは、
R4はメチレンであり、C−3およびC−4と共にシクロプロパン環を形成し;
R3は水素、C1、C2、C3、C4、C5、C6アルキル(例えばメチル、エチル、イソブチル)またはC2、C3、C4、C5、C6アルケニル(例えばビニル、プロペニル、3−ブテニル)であり;また
I)R1およびR2は、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成し;あるいは、
II)R1はヒドロキシルであり、R2はC1、C2、C3アルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル)およびC2、C3、C4アルケニル(例えばビニル、イソプロペニル、4−ペンテニル)から選択される、
で表される化合物に関し、ただし2,2,3−トリメチル−シクロペンタ−3−エンカルバルデヒド、2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒドおよび1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノールを除く。]
[0030] 式(I)で表される化合物を、すべての鏡像異性体比(純粋な(R)もしくは(S)または両方の鏡像異性体のすべての混合物、例えば約9:1〜約1:9(R/S))の商業的に入手できるα−カンホレニックアルデヒドから開始して、Ch. Chapuis et al., Helvetica Chimica Acta 2006, 89, 2638-2653によって文献中に記載された、その低級の同族体であるα−カンホリティックアルデヒドの対応する特質を介して、調製することができる。後者を、グリニャール試薬との反応により対応する第二級アルコールに変換することができ、それを次に、クロロクロム酸ピリジニウムで対応するケトンに酸化することができる。これらに再び、グリニヤール反応を施して、本明細書中に記載する第三級アルコールを得ることができる。]
[0031] あるいはまた、α−カンホリティックアルデヒドを、例えば炭素上のパラジウム触媒の下で水素化して、対応する飽和誘導体である2,2,3−トリメチル−シクロペンタンカルバルデヒドを得ることができ、それに、上記の反応を施して、対応する飽和第二級もしくは第三級アルコールまたはケトンを生成することができる。なお他の可能性としては、α−カンホリティックアルデヒドまたはそれから誘導されるアルコールをシクロプロパン化し(上記を参照)、生成物に、前に記載されている変換(即ちグリニヤール試薬付加およびアルコールの対応するケトンへの酸化)を当業者に知られている条件下で施すことである。]
[0032] カンホリティックアルコールは、例えば水素化ホウ素ナトリウム還元によりα−カンホリティックアルデヒドから得られる。
反応条件に関するさらなる詳細を、例中に提供する。]
[0033] 本発明を、ここで以下の非限定的例を参照してさらに説明する。これらの例は説明のみを目的としており、変化および修正が当業者によってなされ得ることが理解される。]
[0034] 例中に記載するすべての生成物を、約9:1または2:3(R/S)の鏡像異性体比の商業的に入手できる品質のα−カンホレニックアルデヒドから開始して得た。フラッシュクロマトグラフィー:Merckシリカゲル60(230〜400メッシュ)。
報告したNMRスペクトルは、CDCl3中で測定したものである;化学シフト(δ)を、TMSから低磁場側で(downfield)単位ppmにおいて報告する;結合定数J、単位Hz。]
[0035] 例1:1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール
α−カンホリティックアルデヒド(10g、72mmol、20.6%ee(R))を11mLのTHFに溶解した溶液を、冷却されて機械的に撹拌されている臭化エチルマグネシウム(40mL、87mmol、THF中2.2M)の溶液中に、混合温度を−10℃〜0℃に保持することを可能にする速度にて滴加する(約20分)。得られた溶液を2時間撹拌し、その間温度は0℃まで温まることができる。得られた不均質混合物を、100mLの2M HClで反応停止する。水層をMTBEで抽出し、混ぜ合わせた有機層をMgSO4で乾燥し、次に蒸発させ、11.9gの黄色液体(収率98%)を得る。この物質を、蒸留またはクロマトグラフィーによって精製することができるが、次の段階において直接用いた。
匂いの説明:極めて自然な、田舎風、パチョリ、幾分土様(earthy)/苔風(mossy)、フルーティー(酢酸フェンキルタイプ)、わずかにグリーン。]
[0036] ]
[0037] 例2:1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オン
例1において得られた生成物(7.3g、43mmol)を40mLのDCMに溶解した溶液を、磁気的に撹拌した、クロロクロム酸ピリジニウム(10.3g、48mmol)およびセライト(10.4g)を130mLのDCMに懸濁させた懸濁液中に、20分以内に室温にて滴加する。得られた茶色の混合物を、室温にて18時間撹拌し、シリカ栓を通して濾過する。溶媒を蒸発させ、6.77gの黄色液体(収率94%)を得る。この物質を、蒸留またはクロマトグラフィーによって精製することができるが、次の段階において直接用いた。
匂いの説明:ハーブ様、わずかにハッカ様;+4h:グリーン、柑橘類様、ハーブ様、フローラル]
[0038] ]
[0039] 例3:2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−2−オール
例2において得られた生成物(2.3g、14mmol)を2mLのTHFに溶解した溶液を、冷却され、磁気的に撹拌された塩化メチルマグネシウム(6.4mL、18mmol、THF中22%)の溶液中に、混合物の温度を−10℃〜0℃に保持することを可能にする速度にて滴加する(約30分)。得られた溶液を3.3時間撹拌し、その間温度は0℃まで温まることができる。得られた不均質混合物を2M HClで反応停止し、MTBEで希釈する。水層をMTBEで1回抽出する。混ぜ合わせた有機層をMgSO4で乾燥し、蒸発させ、2.4gの茶色液体(定量的収率)を得る。この物質を、クロマトグラフィーによって精製した。
匂いの説明:土様、わずかにウッディー、フルーティー、田舎風、樟脳様;+4h:土様、腐植土、グリーン;+24h:土様、グリーン、水っぽい、苔風]
[0040] ]
[0041] 例4:
例1による一般的手順に従って、化合物4.1〜4.12(表1を参照)を、約9:1または2:3(R/S)の鏡像異性体比のα−カンホリティックアルデヒドから調製した。
例5:
例2による一般的手順に従って、化合物5.1〜5.13(表1を参照)を、例4におけるようにして得た適当な第二級アルコールから調製した。
例6:
例3による一般的手順に従って、化合物6.1〜6.9(表1を参照)を、例5におけるようにして得た適当なケトンから調製した。]
[0042] ]
[0043] ]
[0044] ]
[0045] ]
[0046] ]
[0047] ]
[0048] ]
[0049] 例7:2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒド
α−カンホリティックアルデヒド(5g、36mmol、20.6%ee(R))をn−ブタノール/酢酸エチル(1:1、36mL)に溶解した溶液に、木炭上のパラジウム(5%、0.3g)を加える。混合物を、水素の雰囲気(バルーンを取り付けた)下で18時間磁気的に撹拌し、その後、GCモニタリングにより、反応が実質的に完了したことが示された。混合物を、セライトの栓を通して濾過し、濾液を減圧下において濃くして(reduced)、所要の2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒドを無色の匂いを有する液体(5.1g、定量的収率、純度>95%)として得る。この物質を、次の段階において直接用いた。]
[0050] 匂いの説明:田舎風、樟脳様、バルサム様、フルーティー、マツ。]
[0051] 例8:他の化合物
例1、例2または例3による一般的手順に従って、以下の化合物を、2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒド(ジヒドロ−カンホライトアルデヒド(dihydro-campholyte aldehyde))から調製した。]
[0052] 8.1:3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オール
匂いの説明:田舎風、グリーン]
[0053] 8.2:3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オン
匂いの説明:フルーティーアップル、スパークリング(sparkling)、関心をそそる(interesting);+4h:フルーティー、アグルメックス(agrumex)様、ハーブ様;+24h:弱い、フルーティーアップル、田舎風(アグルメックス)。]
[0054] 8.3:6−メチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ヘプタ−1−エン−4−オール
匂いの説明:フルーティー、グリーン、わずかに田舎風;+4h:フルーティー、グリーン(ヘキセニルエステル);+24h:弱い、フルーティー、わずかにウッディー、ルーティ(rooty)。]
[0055] 8.4:2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパ−2−エン−1−オール
匂いの説明:フルーティー、田舎風、フローラル;+4h:フルーティー、わずかに田舎風、マツ様、フローラル;+24h:フルーティー、わずかに田舎風、スパイシー、フローラル。]
[0056] 8.5:(+)−(1RS,1’S,3’RS)−1−(2’,2’,3’−トリメチルシクロペンチル)エタノール(約20%ee)
匂いの説明:マツ様、フルーティー、田舎風(ボルネオール)、ウッディー、パチョリ(しかしあまり土様でない)、幾分香辛料様、樹脂状(スプラウス(sprouce))。]
[0057] 8.6:1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール
匂いの説明:極めて自然な、田舎風、パチョリ、幾分土様/苔風、フルーティー(酢酸フェンキルタイプ)、わずかにグリーン。]
[0058] 例9:1−((3S)−1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)エタノール;約20%ee
1滴の臭化アセチル(1滴)を、ジエチルエーテル(50ml)中の(1N HClで)活性化された亜鉛(19.6g、0.3mol)、臭化第一銅(1.5g、0.01mol)および1−((1S)−2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノール(約20%ee、15.4g、0.3mol)の混合物に加えた。10分間撹拌した後、ジブロモメタン(52.0g、0.3mol)を加え、還流しながら撹拌を6時間継続した。固体を濾別し、MTBEで洗浄した。混ぜ合わせた有機相を水および希釈クエン酸溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空において濃縮し、5cmのWidmerカラムを用いて蒸留して、1−((3S)−1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)エタノール(2.1g、収率12.5%、無色液体;GC/MS:鏡像異性体の3つの主なジアステレオマー対33+30.5+20%)を得た。3つの主な対の鏡像異性体の分析的試料を、フラッシュクロマトグラフィーによって得た(MTBE/ヘキサン1:3)。
匂いの説明:田舎風、ハッカ様、樟脳様、ウッディー、わずかにパチョリ。]
[0059] 主要なジアステレオ異性体(最初に溶出した):]
[0060] 第2の主要なジアステレオ異性体(2番目に溶出した):]
[0061] 第3の主要なジアステレオ異性体(3番目に溶出した):]
[0062] 例10:シャワージェルのためのフジェール(Fougere)芳香性グリーン−フルーティー組成物]
[0063] スペアミントの葉の効果およびリンゴの方向におけるフルーティーグリーンの香りを有するこのフジェールフレグランスは、グリーン−芳香性のフレッシュさをシャワージェル処方物に提供し、それは、1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)エタノールのパチョリ特性によって大幅に増強される。この新規な匂い物質の導入により、そのパチョリノートを有するフレグランスを支配することなく、組成物のフレッシュ−芳香性の主題を増強する自然な樹脂様−ウッディー、バルサム様特性が、もたらされる。1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)エタノールは、また、新鮮なユーカリおよびスペアミント効果を強調するが、最も重要なことにそれは、オークモスを取り込まずにフジェール主題の構成することを供与する。ウッディー−樟脳様−土様のパチョリを伴わずに、そのわずかにスパイシーなアクセントおよびフルーティーグリーンを伴う1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)エタノールの香りは、その考えに様相を与える。]
[0064] 例11:男性用オーデコロンのためのフジェール芳香性ラベンダー組成物]
[0065] この組成物は、真の自然なラベンダーの効果に対する特定の強調を伴うフレッシュなコロン特性を提示する。ラベンダーは、豊富なウッディー琥珀様(ambery)およびパウダリー背景とブレンドされ、一方核心は、水っぽい暗示的意味を有する柔軟なフローラルである。1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパ−2−エン−1−オール(例4.12)は、田舎風パチョリ特性を組成物にもたらす。それはまた、さわやかであり自然的な感覚を増強し、同時に気分の高揚およびフレッシュさを改善する。]
权利要求:

請求項1
式(I)式中、R4は水素であり、C−3とC−4との間の結合は単結合であるか、または点線は、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表し;あるいは、R4はメチレンであり、C−3およびC−4と共にシクロプロパン環を形成し;R3は水素、C1、C2、C3、C4、C5、C6アルキルまたはC2、C3、C4、C5、C6アルケニルであり;またI)R1およびR2は、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成し;あるいは、II)R1はヒドロキシルであり、R2はC1、C2、C3アルキルおよびC2、C3、C4アルケニルから選択される、で表される化合物の、フレーバーまたはフレグランスとしての使用。
請求項2
式(I)で表される化合物のR4が水素であり、点線が、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表す、請求項1に記載の使用。
請求項3
式(I)で表される化合物が、1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オン;2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−2−オール;2−メチル−1−(2,2,3−トリメチル−シクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オール;3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−1−オール;2,2−ジメチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オール;(E)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール;(Z)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノール;2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパ−2−エン−1−オール;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパ−2−エン−1−オール;2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オン;3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタン−1−オン;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−1−オン;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−6−エン−1−オン;2,2−ジメチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オン;(E)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;(Z)−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ブタ−3−エン−1−オン;1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノン;3−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−3−オール;2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタン−2−オール;6−メチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−1−エン−4−オール;2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘキサ−5−エン−2−オール;4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)オクタ−7−エン−4−オール;2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)オクタ−7−エン−2−オール;3,3−ジメチル−2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ペンタ−4−エン−2−オール;3,3−ジメチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)ヘプタ−1,6−ジエン−4−オール;2−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−2−オール;2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒド;3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オール;3−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ブタン−1−オン;6−メチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)ヘプタ−1−エン−4−オール;2−メチル−1−(2,2,3−トリメチルシクロペンチル)プロパ−2−エン−1−オール;(+)−(1RS,1’S,3’RS)−1−(2’,2’,3’−トリメチルシクロペンチル);1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)プロパン−1−オール;および1−(1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサ−3−イル)エタノールから選択される、請求項1に記載の使用。
請求項4
フレグランス利用品を改善、増強または修正する方法であって、請求項1において定義した式(I)で表される化合物またはその混合物の嗅覚的に許容し得る量をそれに加えることによる、前記方法。
請求項5
フレグランスとしての請求項1において定義した式(I)で表される化合物またはその混合物;および消費者製品ベースを含む、フレグランス利用品。
請求項6
消費者製品ベースが上質のフレグランス、家庭用品、ランドリー製品、ボディケア用品、化粧品およびエアーケア用品から選択される、請求項4に記載のフレグランス利用品。
請求項7
式(I)式中、R4は水素であり、C−3とC−4との間の結合は単結合であるか、または点線は、C−3とC−4との間の結合と共に二重結合を表し;あるいは、R4はメチレンであり、C−3およびC−4と共にシクロプロパン環を形成し;R3は水素、C1、C2、C3、C4、C5、C6アルキルまたはC2、C3、C4、C5、C6アルケニルであり;またI)R1およびR2は、それらが結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成し;あるいは、II)R1はヒドロキシルであり、R2はC1、C2、C3アルキルおよびC2、C3、C4アルケニルから選択される、で表され、ただし2,2,3−トリメチル−シクロペンタ−3−エンカルバルデヒド、2,2,3−トリメチルシクロペンタンカルバルデヒドおよび1−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エニル)エタノールを除く、化合物。
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